- 実施施設:グループホーム 松戸ナーシングヴィラそよ風
- 実施時期:2022年11月4日~12月9日の間の毎週金曜日(アートセラピー・臨床美術のみ)
- 実施時間:14:00~15:30
《アートセラピーに関する一連の研究について》
このアートセラピーに関する一連の研究は、臨床美術とも呼ばれるアートセラピーが真に高齢者に効果があるかの研究のため、比較対象群として通常のレクリエーションで実施しているような「ぬりえ」と「アクティビティ」も併せて実施し、効果を探りました。
グループホーム 松戸ナーシングヴィラそよ風では、アートセラピーの回が全6回終了しました。
グループホームとは認知症と診断された方々が入居する施設のことで、弊社では2月7日の時点で全国に116のグループホームを運営しています。
さて、アートセラピーですが、臨床美術士の先生方が施設に訪問して、入居のお客様に向けて臨床美術とも呼ばれるアートセラピーを行ってくださいました。絵の具やオイルパステル、ガラス板、屏風などといったさまざまな画材を使って個性豊かで色鮮やかな作品作りをしていきます。
手に力がうまく入らずに震えた線になったものや、絵の具が意図しない場所にポタっと落ちた模様にも、臨床美術士の方々はすかさず「この線は〇〇さんの優しい雰囲気を醸し出していてとってもいいですね!」などの穏やかな声がけをしてくださるおかげで、完成した自身の作品に対して「とても素敵、これ私が描いたの?」など、ご自身の持っているセンスに驚くお客様も多くいらっしゃいました。
また、お客様をいつも見ている施設のスタッフさんからは「アートセラピーを始めた当初よりもどんどん活発になってきているように感じる」との声もいただき、大変楽しい会になりました。